「なわない先生」誕生 

「なわない先生」誕生

われらがババンビーズのお話がモバガロに掲載されて、はや6ヶ月。
遂に印税のお知らせがやってまいりました。

で、明細書を見て驚いた。
冒頭に「なわない先生」と書かれてある。

これまでも詐欺師やペテン師などなど、さまざまな職業を渡り歩いてきたが
「先生」になったのは長い人生の中でも初めてだ。

もちろん、この明細書の語る「先生」は、子供に勉強を教える「ていーちゃあー」のそれではない。

ひなびた旅館にどてら姿で原稿用紙に向かうその姿。
時折、しんしんと降り注ぐ雪に心奪われ、手を休めるその姿。
行灯(あんどん)が揺れ、仲居が夕食の膳を運び入る。
「一献、お注ぎしましょうか」
「それより、さあ、近こうよれ」
「まあ、先生ったら、気が早いこと」
(以下略)


そう、我は「先生」。
つまり、「職業作家」の仲間入りを果たしたと言うことだ。
「太宰治先生」や「芥川龍之介先生」や「宇能 鴻一郎先生」や「川上 宗薫先生」や「富島 健夫先生」や「丸茂ジュン先生」や「団鬼六先生」と平行線に位置したと言うことだ。

mobagaro212
↑これが明細。<クリックで拡大>

ただし、54円では喰ってはいけないんだよ……。



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阪神淡路大震災 

阪神淡路大震災

13年前の今頃、あの地震がありました。

これまでの僕はというと、さまざまなトラウマで、
とうてい「その光景」や「自身の気持ち」を人に話すことは出来ませんでした。

きっかけがあって、去年の今頃、その時の状況を書きとめました。

今、僕は神戸を離れ違う地に一人で生活をしています。

家族に連絡をすると、この数日はテレビでも街角でも地震のことで満ち溢れていると……。

ところが、こちらでは、遠くて古い出来事。
すでに風化をしているあの地震。

でも、私たちには一生ものの出来事なのです。

今読むと、つたない記録ですが、ぜひ一度、お読みください。

僕の阪神淡路大震災 ←こちらです。




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<いろんなトラウマが僕たちにはまだあります>


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単身赴任物語(ひとづまへるすビル) 

単身赴任物語(ひとづまへるすビル)

方向音痴の僕にとって、名古屋の繁華街は、どこがどこだかわからない。
ビルばっかりだ。
神戸なら、ぐるりとあたりを見渡して、六甲山が見えたら「北」だとすぐわかった。
ところが、ここには目印になる六甲山が見えない。
だから、北も南もわからない。

だもんで、六甲山の代わりを作った。

















hitozumax
<ひとづまへるすビル>

これが僕の磁石がわりだ。

これは非常に便利だ。
仕事で時々行く知り合いの事務所は「ひとづまへるすビル」の角を右に曲がって二本目の交差点を左だとか、
おいしいカツどん屋は「ひとづまへるすビル」を通り越してそのまま20メートルとか、
少しおしゃれな果物を売っている店は「ひとづまへるすビル」の裏の路地を入ったところだとか……。
実に具合がいい。

かくして僕は「ひとづまへるすビル」を基準に移動をするようになった。

が、いつ前を通っても、この「ひとづまへするビル」は客が入っていそうな気配がない。

今日も「ひとづまへるす」を基点に、安くて美味いうどん屋に行く途中に思った。
……いずれこの店もつぶれるのかなあ……。

いかん、
この店がつぶれて、この看板がなくなれば、僕は、またもとの方向音痴に戻ってしまう。

だから!!
だから!!
僕はこの店を守らなくてはならない……。

そのために僕がこの店に貢献できることは……。

以下略



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単身赴任物語(心の置き場) 

単身赴任物語(心の置き場)

何度かの単身赴任の経験上、一つ決め事をしている。
「心の置き場」だ。
今回の単身赴任直後、こちら(名古屋)の人に言われた。
「ここでは関西弁はやめなさい」

確かに地元の人になりきれば、仕事はよりスムーズに行くだろう。
だけど100%地元の人間になれば、本当の自分や家がなくなってしまう。
だから、いつも「ギリギリラインの異邦人」として、赴任先の地で生きていく。

いずれ帰るのだから、道行く人はみな他人との覚悟で居なければ、心がその地にしゅんでしまう。

例えば、醤油やソース位はいい。
でも、ラー油やワインビネガーなどを買ってしまえば、その瞬間から心は赴任先に居座ってしまう。

例えば、酒屋のカレンダー位ならいい。
でも、好きなシャガールの絵を壁にかけたものなら、ここが永住の場所になってしまう。

例えば、服もそうだ。
家から持って来た服だからこそ、これまでの生活の延長線でいることが出来る。
だから、こちらで新しい服は買わない。

たまに行くスナックなどにしてもそうだ。
それ位で故郷や家族を忘れることはない。
でも、名古屋の熟女の体の上に心を置けば、その瞬間から家庭は遠くへ飛んでいってしまう。

いや、待てよ……。
名古屋の熟女だから、いかんのかもしれない。
そういう相手が僕の実家の神戸出身のおねーちゃんなら、合体しながら遥か彼方の故郷を、思う存分、身近に感じることが出来るではないか!!

そうだ!!
心と体で郷里を味わえる神戸出身名古屋在住熟女。

しかし、どうやって探そう……。
神戸出身名古屋在住熟女僕好みおしとやかタイプやーい!!!


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単身赴任物語(困ったことになった) 

単身赴任物語(困ったことになった)

困ったことになった。
お正月休みで家に帰って、一昨日また単身赴任に逆戻りをしたんだけど、まったく家事が嫌になってしまった。
これまで栄養のバランスを考えてと頑張っていた自炊も、
掃除も洗濯も茶碗洗いもすべてがみーんなやんなった。

そりゃそうだ、約一週間、飲んで喰って眠ってのまさに上げ膳据え膳の生活。
どうやら緊張の糸がぶちっと切れてしまったみたいで、
単身赴任突入時に誓った「ちゃんとした生活」モードに戻れそうにない。

思えば結婚以来ずっと僕は怠け者の人生を送り続けていたことが今ここに判明した。


namakemono100
<怠け者イメージ>

これから先のことを考えた。
もともとの怠け者の人生に体も心もどっぷりとつかってしまった今、多分、当初の「ちゃんとした生活」モードには戻れないだろう。
ならばどうしよう……。

そう、無理をしてはならない。
もともと怠け者なのに頑張りすぎたわけだ。
怠け者で生きれる家に帰ればいいのだ。

ここ(単身赴任の住処)がゴミの山になってゴキブリの巣になって栄養失調になってしまわないうちに、すべての仕事をやり終えて、怠け者でも生かせてくれる自分の家に早く帰ろう。

だから、今日もお休みだと言うのに仕事に励む。




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