「あちら」と「あちら」からのお盆 

「あちら」と「あちら」からのお盆

夕暮れの田舎の駅。
少し風がふき出したベンチに、僕とおじいさんとおばあさん。

「どちらへお帰りですか?」と、僕に二人。

僕は、帰路の方向を指差した。

「お二人はどちらへ?」
お返しに僕は尋ねた。

「あちら」と、おばあさんは真上を指さした。

「あちら」と、おじいさんは真下を指差した。



そして、二人は、つないでいた手を離し、すっと消えた。





天国地獄からのデートか……。





僕は、二人が消えた後、駅員さんに自分の帰り道を、もう一度確認しに行った。

迷わないように……。


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溜まるものはしかたないよなあ、鼻くそよ。第二弾 

溜まるものはしかたないよなあ、鼻くそよ。第二弾


あなたは、あの頃、近所の土手に寝そべって、鼻くそをほじくっていませんでしたか?


nohara
<こんなイメージ>


そう、土手で鼻くそ。


そんなときに限って、あなたの好きなクラスメイトのさっちゃんが駆け寄ってきませんでしたか?

あなたは慌てて、鼻くそを、その辺の葉っぱに、こすり付けたりしませんでしたか?

さっちゃんは、息を切らせて、あなたの横に寝そべって、頬っぺたを真っ赤にして
「おら、おら、前がら、おめのこと好きだ」と言いませんでしたか?

いきなりの告白に動転しながらも、「おらも、お、おめのこと……」と言いかけたら、

さっちゃんは、あなたの腕を取って、胸に押し付けたりしませんでしたか?
そして「ほら、おらの胸、こんなにどきどきしでる」とか、言いませんでしたか?

あなたが、さっちゃんの柔らかいおっぱいの感触を左手に受け止め、
体中のあちらこちらを、カチンカチンにしていると、

さっちゃんは
「まだ、接吻やセックスは我慢してけろよ。そのかわり」

と、言うやいなや、胸の上にあったあなたの腕を引っ張って、

人差し指に強烈なチュウしませんでしたか?





まだ半乾きの人差し指。



吸引力抜群のチュウ。







あなたは、さっちゃんに、
人より多めの、しょっぱい青春の思い出をプレゼントしませんでしたか?




本文とあまり関係ないが、あの頃はすぐにカチンカチンになったものだ。
この際、題名、変えよう。
「溜まるものはしかたないよなあ、鼻くそよ。」
改め、
「溜まるものはしかたないよなあ、性欲よ。」


昨日の溜まるものはしかたないよなあ、鼻くそよ。もあわせてお読みください。


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溜まるものはしかたないよなあ、鼻くそよ。 

溜まるものはしかたないよなあ、鼻くそよ。


あなたは、エレベーターに一人で乗ったら、ついつい鼻くそほじくってしまいませんか?

そんな時に限って、人が乗ってきたりしませんか?

あなたは慌てず、騒がず、鼻をこする振りをして、ごまかしませんか?

そして、左手を背中に回して、ゆっくり鼻くそ、丸めたりしませんか?

その、乗ってきた人が、これまた、かわいいおねえさんで、
かつ、ファイルやら書類を山ほど抱えて、
降りる階のボタンを押そうとして、
がばっと、荷物を床にぶちまけたりしませんか?

あなたは、自由な右手でファイルを拾ってあげていると

「すみません、9階、押してもらえないでしょうか」とか言われませんか?


右手にファイル、左手に鼻くそ。


ファイルの角でボタンを押すのは、行儀が悪い。






左手の



親指と




人差し指の間に



まだ、水分多めの鼻くそをはさんで、















OKサイン


をしながら、


中指


で、9階のボタンを押したりしませんか?




ああ、はらはらするぜ!俺の人生!!

<おまけ>
これ書いてる途中にとても真面目に、ハラキリさんのこと書いた昨日のお話に、とてもいいコメントを次々いただいたんですよ。こんなあほな話、UPしていいのかと、とても悩んだ、なわないでもありました。


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恐怖の「がまろ」 

恐怖の「がまろ」

財布を拾ってしまった。
たいした金額ではなかったので、交番に届けた。

「じゃ、ここに住所と名前と拾得物名を書いてください」
とおまわりさんが、分厚い帳面を差し出した。


おまわりさんが、よそへ行っている間に
今までの人は、どんなもの拾ったんだろうと帳面を覗いてみた。




前の人の拾ったものは






「がまろ」





次の人も
拾得物「がまろ」

まだある、まだある

がまろ
がまろ
がまろ
がまろ








変種のカエルか? がまろ

この辺にたくさん落ちているのか がまろ

見たことないぞ がまろ

気味悪いぞ、がまろ

緑色か群青(ぐんじょう)色か、がまろ

ぺったんこで道路につぶれていたのか、がまろ

それ拾って持ってきたのか、がまろ




ああ、がまろ。許して、がまろ。




がまろ。がまろ。





おまわりさんが帰ってきたので、正直に聞いてみた。
「がまろ、って何ですか?」

おまわりさんは変な顔をして僕をみた。











「ガマ口」

gamaro




ああ、



がまぐち
だったんだ……。



いい事して、恥じかいた。




ガマ口



ああ、がまろ。



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あの、僕、きつねうどん、頼んだんですけど…… 

あの、僕、きつねうどん、頼んだんですけど……

出てきたのは、天ぷらうどん。
ここは、駅前の立ち食いうどん屋。
カウンターの中には、おばさんが二人。
(話とあまり関係ないが、二人ともむちゃくちゃ化粧が濃い)

「あの、僕、きつねうどん、頼んだんですけど」
いきなり、注文を取る係のケバイおばさんと、調理をするケバイおばさんが、にらみ合った。
(話が長くなるので、ケバ1号、ケバ2号に省略します)

ケバ1号「にいちゃん、天ぷらって、言うたなあ」
僕「いえ、あの、その、僕は、きつね……」
ケバ2号「ほーーーら、また、間違いよった。あほちゃうか」
両者、にらみ合った。
(他の客から、その天ぷらうどん、わしのやないか、及び、ざるそばまだか、の声あり)

だが、両者、動かない。

僕の目の前の、天ぷらの衣だけがふやけていく。

ケバ1号が、いきなり行動開始。
すわ、殴り合いかと思いきや、
がば、と箸を持つと、
僕の目の前の、天ぷらうどんの上に
きつね(アゲ)を、べたっと2枚、かぶせた。

そして、こう言うのだ。
「兄ちゃん、天ぷらは私のサービスや。どや、ケバ2号、うちは、なーんも間違ごうてへん」

腕組みする、ケバ1号の前で、僕はお汁も全部飲んで、海老のシッポもかじった。

ケバ1号が、うん、と頷いたので、僕は「ありがとうございます」と言った。


……なんでやねん……




kebai
(あまりにもどんぴしゃだったので……。書き人わからず)


今でも時々、夢を見る。
ケバ1号2号の濃い化粧と、あぶらっぽいゲップの匂い。





おまけ
こみさんが、楽しい、ラーメンのこと書かれてます。
もちろん、僕は、当分、うどん屋さんには行きません。





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