傘忘れ防止装置発明

傘忘れ防止装置発明

僕はよく傘を忘れる。
いろいろ理由を考えて、結論に達した。
「出る時に雨が降っていない」から忘れるのだ。
ならば、家でもお店でも「出口に雨を降らせる機械」を取り付ければ、絶対に傘を忘れないであろう。

名づけて
「傘忘れ防止・自動雨降らせ機」

こんな感じだ。

そぼふる雨の昼下がり。伏せ目がちでそういう所に入っていく不倫のカップル。
それは、僕と人妻A子。
そういう所のそういう部屋に入ってから、
あーとか、いーとか、うーとかで、あっという間の二時間。
そそくさと身づくろいをする二人。

「ここを出れば、またあなたの居ない平凡な生活が待っているのね」
と、名残惜しそうに出口のドアを開ける人妻A子。

別れのドアが開く。
と、
どばーーーー
大雨!!!
(※ここで、自動雨降らせ機稼動。もちろん入り口だけ・外はすっかり晴天であります)

「おっと傘を忘れてきました」
「あら、わたしも……」
慌てて先ほどの、そういう部屋に戻る二人。

「もじもじ。せっかくここまで戻って来たのですから、もう少し……」
「くねくね、僕もそう思っていたところですよ」
そして、はーとか、ひーとか、ふーとかで、あっという間の二時間。
お互いの服装に乱れがないか確かめる二人。

「ここを出ると、二人はまた他人に戻るんだね」
と、僕は最後に人妻A子をぎゅっと抱きしめて、出口のドアを開ける。

と、
どばーーーーーー
大雨!!!!!!!
(※ここで自動雨降らせ機稼動。もちろん入り口だけ・外はすっかりかんかん照りであります)


「あら、また傘を部屋に」
「僕もです、取りに戻りましょう」
慌てて先ほどの、そういう部屋に戻る二人。

「雨にぬれて寒いわ……」
「その冷え切った体を僕が……」
(以下略)



どうです。
どんな場面であろうと、百%、傘忘れなしの、この大発明!
特許だ特許だ おーーーー!




<おまけ>
傘はなくさないが、家庭なくすぞ! おーーー!!!





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コメント

O~ぅ な・なんて素晴らしい大発明♪
これこそ 正にノーベル賞ものですね♪
おやじ様も飲みに行った帰り 傘忘れてビジョビジョに濡れて帰ってきたことあるけど・・・
このマシーンを居酒屋に付ければ
雨の日でも 安心して飲めますね~♪

あっ はじめまして 普通の変態おやじ様です。

また 遊びに来ますね♪

おやじ様さまへ

こんにちわ。
なんだかにおいが同じそうでうれしいやらせつないやら……(笑)
これからもぜひ遊びにきてくださいな。
<なわ>

こんばんは

傘に追尾装置をつけて、常に一定距離に傘が待機してるようにする・・とか。
コンピュータ制御で、時々プログラムのミスで持ち主に体当たり・・・。
雨は雨でも、血の雨が(--;)

いっそのこと、都市部では

傘は天下の回りものにしたらええんですわ
資源の無駄遣い、回収保管する手間も、かめみたいな人が多かったら、えらいエネルギー使いますやろ

駅とかコンビニとかデパートとか学校に常備しといて
どこへ置いてもエエというようにして


この発明やと…
ぐずぐず出たり入ったりしてる間に
ヨメがタクシーで乗りつけてきて、血の雨がふりそやね

ピン助さんへ

トイレとかでいきなり開いたら最悪でしょうね。

かめさんへ

ほんと、忘れたかめもとへ忘れた傘はいったいどこへ行くのでしょう……。
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プロフィール

なわない 【おとなの絵本】

Author:なわない 【おとなの絵本】

スピーチライターやってます。

「うらない」じゃなくて、「なわない」
うらないとかに頼らずに、自分でなわなう。
うらなわないから、なわない。

おとなの絵本の作者です。





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