「蚊の皆さんへ! 僕の血はそんなに美味しいですか?-2 」<蚊の恩返し>

「蚊の皆さんへ! 僕の血はそんなに美味しいですか?」-2

<蚊の恩返し>

ふらふらと蚊が落ちてきて言うには「ああ、お腹が減って、もうらめれす」しょうがないなと二の腕を出して吸わせると、まあこいつ、吸うわ吸うわ。どこまで腹が減っていたのか。そしてみるみるほっぺたを真っ赤にして「ふわー満足いたしました。ごちそうさま。ありがとうございます」と飛んでいくのはいいのだが、今度は体の重さでふらふらで僕はこいつを見ていていつもの癖で「えいや」と両手でペッシとつぶしそうになった、が、やめてその次の日。僕は大事故に遭って大怪我で「もうらめら」と意識朦朧。と「ぷーん」と昨日のあいつが飛んで来て「美味しいB型でした」と言うやいなや、病室中が『ぷーん』×『何億』の、轟音にゆすぶらされて真っ暗になって、昨日のあいつが「さあ、献血だ」と叫ぶと「はい、わかりました、蚊の王子様」「おまかせください、次代の蚊の王様」と、蚊一同が僕の体中に「ぷつ」「ぷつ」とB型の血を送りこんでくれたおかげで僕は一命をとりとめたが、体中がむちゃくちゃ痒ゆい。

(完)








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なわない 【おとなの絵本】

Author:なわない 【おとなの絵本】

スピーチライターやってます。

「うらない」じゃなくて、「なわない」
うらないとかに頼らずに、自分でなわなう。
うらなわないから、なわない。

おとなの絵本の作者です。





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