「便利屋さんのお仕事あれやこれや」<尾行>

尾行

この話を友人に言うと、全員が「ウソつくな」と言うが、本当なんです。

「知り合いのリフォーム屋の大将が「便利屋さん」を始めてね、僕もホームページを作ったり電話を取ったりして手伝ってるんだ」
と、言うと大抵のあほうな友達は
「それって、今晩ワタシおヒマなの、うっふん、だとか」
「浮気の調査なんかもあるのか?」
その、あほう達の想像する、後者の方の
「尾行」の話です。

「ねえねえ、聞いてもらえます」
「はあ、聞きます」
「おたく、便利屋さんでしょ」
「はい」
「うちの主人ったらね、どこ行ってるかわからないのよ」
「はあ」
「だから、調べて欲しいのよ。うちの住所は神戸市○○の○○町の○○番地」
いきなり住所から喋り始めた。
「朝ね、車で出かけるんだけど仕事に行っている様子がないのよ、ねえ、変だと思わない」
「はあ」
「だからね、おたく、便利屋さんでしょ、車でついて行って、どこの女の所に行くか調べてほしいのよ」
「どこの女って言うことは、複数居るんですか?浮気相手が……」
あっ!しまった、いらん事を言ってしまった。
「そうなのよ、多分ね、分かってるのはね……」
固有名詞がバンバン出てくる。よほど体力のあるご主人なのだろうか?
「それからね、そう、最近、変なのよ、だって、朝ごはん食べる時、そうそう、うち、子供いないじゃない、だから、朝はね、お弁当作らなくていいの、だから、ねえ、聞いてる……」
延々と話は続く。
途中でさえぎって喋ろうとしても、相手の勢いの方が強くてこちらが喋れない。
ようやく、相手が息継ぎをしているスキを狙って話しに持ち込んだ。

「探偵業はやってないんです」
便利屋さんの大将には重々言われていた。
探偵業は届出がいるからやらない。
そして、やっても、きっとアブナイ仕事ばかりだから、絶対に引き受けるな、と。
「だから、あなた、今までの話、聞いてなかったの?探偵とかそんな大げさな話ではなくって、多分、○子の家か○代のマンションか、どっかに潜んでるに違いないのよ、そう思わない?」

何とか、お願いをして断ったのは断ったのですが、
正直言って、一度は探偵ごっこ、してみたかったです。
それから、奥さんの話をずーーーーーと聞いていて、こうも言ってみたかったです。
それは、あほうの友達の前者の方。

「奥さん、ご主人にかまってもらっていない様ですね。今晩、どうかね?」



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大阪市の「便利屋8787(ハナハナ)」です。 営業所は「ミナミ営業所(住之江区)」と「キタ営業所(福島区)」の二つです! 僕は掃除担当の佐藤です。 大阪市内のお用事

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Author:なわない 【おとなの絵本】

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「うらない」じゃなくて、「なわない」
うらないとかに頼らずに、自分でなわなう。
うらなわないから、なわない。

おとなの絵本の作者です。





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