「たまってばこ」の中身

「たまってばこの中身」

「おまえはたしか、便利屋もしておったな」
と神様。
「はい」
と僕。
「では、要らぬ物も捨ててもらえるか?」
「もちろん」
「では『たまってばこ』を捨ててくれぬか」
「玉手箱?」
「いいや、そうじゃない。たまってばかりの『たまってばこ』じゃ」

神様に連れられて倉庫に行くと、パンパンに膨らんだ『たまってばこ』がたくさん並んでいる。
「ねえ、神様、この『たまってばこ』には何が入ってるんですか?」
「うむ、それはな、お前たち人間の心からどんどん溢れる……」


と、ここで僕は目を覚ましたのだけど『たまってばこ』の中身は一体なんだったんだろう?

僕たち人間の心から溢れて、かつ、神様がもてあましている『たまってばこ』の中身

「邪悪な心」かなあ?
「実らぬ恋」かなあ?
「世界制服」かなあ?
「うれしくてたまらない思い」かなあ?
どうも違う様な気がする。

ただ、この夢をみてふと思ったのは、もしかすると僕たち人間はまだ気が付いていない何かをムダに発し続けているのでは……。

だから、神様はそれをずっと『たまってばこ』に取っておいてくれた。

それが解れば、世界は変わるのでは……。

が、未だに気づかない僕たち人間に業を煮やして、そろそろ処分をしようかな、と……。

コメント

いろんな意味で

きゃあああ

かめさんへ

「たまってばこ」を臭ってみましたが、すでにちょっとスエた臭いがしておりました。
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プロフィール

なわない 【おとなの絵本】

Author:なわない 【おとなの絵本】

スピーチライターやってます。

「うらない」じゃなくて、「なわない」
うらないとかに頼らずに、自分でなわなう。
うらなわないから、なわない。

おとなの絵本の作者です。





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